[かねごんの心理学] 自分も相手も尊重するには?アサーティブ·トレーニングという技法

      2017/12/08

はい、かねごんです。
今回、初めて心理学を勉強してる人っぽい記事を書こうと思います。笑
このシリーズは、

「かねごんが、かねごん弟に、大学の講義や本から学んだ心理学の豆知識を教える」

という設定で進めていきます。

 

今回のテーマは、「アサーティブ・トレーニング」。

上司や部下、親や子ども、恋人、妻や夫などあらゆる人間関係の中で

「自分の気持ちをうまく主張できない」
「強く言いすぎて雰囲気が悪くなる」

こんな経験、きっとだれでもあります。

もやもやのない付き合いをしてしていくためには、どんな方法があるのでしょうか。
ある日、弟がこんな話をしてきました。

 

やるべきことがあったのに、遊びの誘いを断れない

弟「この前、学校終わりに友達から『どっか遊び行こー!』って誘われたんやけど、学校の課題終わっとらんし、外より家で遊ぶ方が好きなんに、うまく断れんくて…。結局一緒に遊びに行ってしまったんね。それで課題も提出できんくてさ・・・」

かねごん「そっか、そんなことがあったんやね。そういう誘いを一方的に断るのは嫌やよね。」

弟「うん。その友達から仲間外れにされたくないし。」

かねごん「そういうとき、心理学ではアサーティブ•トレーニングっていうのを練習して自分も相手もモヤモヤせずに付き合おうっていう方法があるよ。」

 

アサーティブ・トレーニングとは?

弟「アサーティブ•トレーニングって?」

かねごん「日本語で『主張』って言う意味のアサーションをうまくできるようになろうっていうトレーニングやよ。ここでいう主張っていうのは、『相手の意見を受け入れて、自分の意見もちゃんと相手に伝える態度』のこと。」

弟「あんまりうまくイメージできんな…」

かねごん「じゃあ、例えばこんな状況になったら…を考えよ。」

自分の目の前に横入りされたら…

かねごん「もし朝、高校に行くためにバス停の行列に並んでたとき、前に知らない人が横入りしてきたらどうする?」

弟「イライラするけど、何も言わんと黙ってると思う。」

かねごん「そうやよね、そこで自分が何も言わなければ何も騒ぎは起こらんし、自分が我慢すればいいやって思うよね。こういう状況は非主張的っていうの。相手のことはそのまま受け止めるけど、自分に対しては正直じゃない行動を取ってる。それで、自分の気持ちが表現できなくて不快になったり、劣等感を感じたりして、対人関係に強いストレスを感じるようになるっていう負のループに入っちゃうんやよね。」

弟「うん。分かる。」

かねごん「じゃあ、もしすごい短気な人が横入りされたらどうすると思う?」

弟「横入りした人に怒って、大きい声で怒鳴りつけると思う。」

かねごん「そうやね。こういう状況は攻撃的っていうんよ。その人は、相手の事情とか気持ちは無視して、自分の気持ちをはっきり言う。でもこれじゃ、相手も自分も悪い気分でその場にいることになるんよね。」

弟「そうやね、周りの人も嫌な気分になると思う。」

かねごん「そうだよね。本当は周りの人も怒りたい気持ちもある。けど、そこまで怒鳴らんくても…って思ってるかも。」

 

横入りされたときのアサーティブな対処とは?

かねごん「そういう状況のアサーティブな対処は、自分も相手も尊重する自己表現をすること。
例えば『お急ぎのようですが、みなさん並んでいるので順番を守っていただけますか?』っていう感じ。」

弟「確かに、『もしかしたら相手にも何か事情あるんかもしれん』って気遣いながら自分の意見も言ってるね。」

かねごん「そう。アサーティブはお互いに大切にしあおうという相互尊重・相互理解を踏まえた対応をするんよ。この例は相手は知らない人で、横入りすることは良くないことやって分かるから自分の意見も分かりやすいよね。」

弟「うん。」

 

 

友達も大事…でもやらなきゃいけないことがある。

かねごん「でも、弟は友達に遊びに誘われとって、友達とは遊びたいけど、今日は課題したいっていう両方の気持ちがあって、何が一番良いのか分からなくならん?」

弟「うん、そうなんやよね。それですごく困っとる。」

かねごん「そうやな・・・じゃあ、まず正直な気持ちを、“俺は”という主語を最初にして言ってみよっか。」

 

Iメッセージで言ってみよう

弟「うーん、俺は課題したいから今日は遊びに行きたくない。」

かねごん「おっけー!まずはそういう自分の気持ちも尊重する。そしたら、次に相手のことも尊重して言うとしたら?」

弟「A君とは遊びたいからまた今度誘ってほしい、みたいな感じ?」

かねごん「そやね!A君も自分と遊びたくないわけじゃないんだって安心すると思うよ。もしかたら、A君も課題してないこと思い出して、一緒にできるかもしれないしね。」

弟「そっかーありがと!今度はそうしてみる!」

 

…ということで、弟は
A君との仲を深めること と 自分のすべきことをやること
どっちも尊重できたようです。

アサーティブに話すこと と Iメッセージ

今回は、自分のことも相手ことも理解・尊重するというアサーティブ・トレーニングについて書きました。

私自身もアサーティブに話せたらいいな、と思います。
しかし、上に書いたようなことまで意識することが難しいこともあります。

そんなとき、「私は」から始める「Iメッセージ」で自分の気持ちを相手に伝えることを念頭に置いておくと、自分の主張も表現できて、相手を責める感じも少なくなると思います。

「私はこう思うけど、言ったらどう思われるかな…」と
相手からの目を気にして、自分の思いをなかなか言い出せないとき。

「なんでそんなことするの?!」と
相手を責めるように言葉をぶつけてしまうとき。

アサーティブに話すこと、「私は」から始めることを意識してみてください。

ちなみに弟との会話の内容はフィクションです(^^)

 

 

P.S. なんで会話方式なのか

この弟との会話方式で記事にしたのは、大学の先生からの課題レポートの条件だったことがきっかけ。

通常、レポートでは、
自分の意見や事実、本にあることをつらつら書く
のがですが、会話方式だと
誰かに話している感じで、質問やあいづちを入れていく
ので、とても書きやすいのです。

「心理学で学んだことを文章で説明する」ということにまだまだ不慣れなかねごんが、この会話方式なら楽しく書けそうだと思って始めました。

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かねごん

かねごん

臨床心理学専攻の女子大学院の1年生(アトピー療養のため、1年間休学してました)。富山出身、晴れた日に見える立山が大好き。好きな歌は阿部真央の「Believe in yourself」。趣味は料理、カフェ巡り、美術館巡り、読書、スポーツ、旅行などなど。自分のからだのために、主に和食なごはんを手作りしてます♪

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